パソコンに入っているボタン電池の話

パソコンの中には必ずボタン電池が入っています。ボタン電池は腕時計や補聴器などに入っているものと同じような種類のものです。

ではパソコンになぜボタン電池が入っているのでしょうか?パソコンは電源が入っていないときでも時間を刻む為の電源が必要です。またハードウェアの設定情報もCMOS(シーモス)という揮発性メモリの一種に入っていますので、この情報を保持するために電源が必要になります。

パソコンが電源コンセントに差さっているときは、コンセントの電源で時を刻んだりCMOSの内容を維持します。

コンセントからの電源またはノートパソコンの場合はバッテリも含めた電源が無くなるとボタン電池が使われ消耗していきます。

 

ディストップのパソコンでは一次電池という使いっきりで充電されませんので比較的大きな容量のものが付いています。ノートパソコンでは機種によっては二次電池という充電ができるタイプの小さなものが使われていて、その場合の多くは入手が難しい電池が使われています。

いずれも長期間コンセントからの電源供給がないと消耗しきって使えなくなりパソコンに問題が発生します。

ディスクトップパソコンでは交換も比較的容易ですが、ノートパソコンでは分解しないと交換できないケースがあり費用もそれなりにかかります。

 

ボタン電池を長持ちさせるには、ディスクトップパソコンでは電源コンセントを抜かないことです。もちろん落雷の危険性のある場合は抜く必要があります。

ノートパソコンでは内蔵バッテリーが健全なうちはボタン電池の充電が行われますので、コンセントの抜き差しは特に意識しなくてもいいのですが、3~4年使いバッテリーの持ちが悪くなってきたら、ノートパソコンを家に置いているときは出来るだけコンセントに差すようにしたほうがいいでしょう。またボタン電池が二次電池の場合充電できる回数に制限がありますので、突然ボタン電池が機能不良になる場合も多いようです。

 

ボタン電池が消耗すると、パソコンのBIOS(バイオス)の設定がおかしくなり、パソコンによっては起動できなくなります。

起動できた場合でも時計が狂って、メールのタイムスタンプ(メールを送った時に送信日時として付いていきます)がおかしくなったり、Windowsアップデートなどアップデート関連ができないなど「なんとなく変・・」な現象になります。

 

 パソコンのボタン電池の交換はPCサポート船橋(047-457-7111)へご相談ください!